〜一日目〜 東北縦断チャリ旅を振り返る

さてさて、東北縦断チャリ旅からの実家帰省を終えて首都圏に戻って、1週間が過ぎたところで、そろそろまとめておこうかな。

結果はDNF。

Stage1,2を合わせて560km走らなければならないところを、480km地点でギブアップ、DNFだった。

もちろんStage3はDNS

では振り返りながら感想や反省など。

8/21(水)0:45起床。

殆ど寝られていない。興奮もあったし、暑かったのもあったかな。体調は良くは無い、という程度。悪いってほどの自覚症状もなく。

すり減ったSPD-SLのクリートを交換しておこうかと思ったのだが、ここにきて急遽ペダルの変更に踏み切る。徒歩用のシューズを持つ予定だったが、少しでも荷物を減らしたくてMTBシューズにしたいと思ったのだ。

荷物を最終チェック。あんぱんと羊羹を牛乳で流し込む。摂取カロリーは450kcal程度。

Stage1.

AM2:10出発。定刻を10分程度オーバー。

最初っからGarminがさっぱりGPSを掴まない。従ってナビ無し状態。いきなり予定外である。ともあれ、まずは環八に出ればしばらくまっすぐなので、まずはのんびり環八に出て進む。

初めて設定したコースポイントが全く意図したとおりに動かない。一番最初に出たコースポイント指示は全くの嘘。変則交差点を直進するべきところを、何故か左へと指示。しばらく真っ直ぐなはずなのにと走りながら疑問に思って、スマホで確認。やはりダウト。コースへ復帰する。その後もコースポイントは見当はずれなところでポイント指示が出る。既にこの時点でアテにならないことを確信、コースポイント機能はオフにする。

多少GPSを補足し始めるも、交差点ナビ直前にGPSロスト、という最も嫌なパターンを繰り返し、ひたすら道に迷う。




GARMINの調子がすこぶる悪い。500も800もロストするってことはなんかあんのか?とりあえず45分ほど押してる。ようやく四号合流。

posted at 03:59:12




Garmin Edgeは念のため500と800Jを両方持っていったけど、どちらもGPSはロストしていたので、コンピュータ側の問題ではなさそう。雲が分厚かったけど、なんかそれは関係あったのかな。ともかく、お陰でかなり時間押し押し状態になる。焦らずを心がける。時間は押していたが仕方なし。4号に入ってしまえばもうずっと、200kmは真っ直ぐだ。

うろ覚えだが、春日部のあたりからだろうか、国道4号は原付、自転車進入禁止になる。この辺りから側道が出てきて、しばらくはこの側道を走らなければならないことになる。この道がかなり悪い。おまけに雨が降ってくる。

で、こうなる。




56k地点、パンク(´・ω・) pic.twitter.com/oMyJ3e8A3s





posted at 05:25:27




パンク修理して更に時間は押し押し。もはや定刻通りは諦め。というか、既に元々の計画がかなり無茶だったことを実感し始める。おまけに頭痛。睡眠不足が祟ったようだ。完全に楽しみは無くなり、ふんだり蹴ったりな気分のままペダルを回し続ける。宇都宮付近まではボッコボコの側道をひた走った。

頭痛を我慢しつつ走っていると、雨は上がって、今度は照りつけるような陽射し。消耗が一気に激しくなる。コンビニ休憩のたびに眠くなる。既に固形物は喉を通らない。補給は常にコーラとウィダー系のゼリーばかり。

県境に向かって少しばかりきつめの傾斜になってくる。体調的にもかなりヤバゲなかんじ。相当ツライ。おまけに峠ピーク、県境に差し掛かると雨。

しばらく待ってみるも全く止む気配なく、雨雲レーダーを見るぶんには、県境付近の山間は夜まで雨雲が湧いたり消えたりのようだ。致し方なく、レインウェアを羽織ってバックパックにはレインカバーをかぶせ、スタートする。もはや気分は最悪だ。




福島突入。ボチボチ疲れてきたぜマジでー

posted at 15:12:18




県境は土砂降りだったが、下り始めると雨は止んだ。チャリとカラダはこの時点でドロッドロ。

正直既にどっかホテルでも探して泊まって寝たいところだったが、テントも運んでる手前意地もあって進む。




相当微妙な時間になってしまった…。260km地点の野営はなんとか回避したいが、330kmまで行ったら日が変わってしまうな…

posted at 17:40:52




既に時刻は17:40、まだ230km程度しか走っていない。330km地点など既に夢の夢になっていることに気付く。頭痛はようやく治まってきていたが、疲れは既にピークだ。カラダもあちこちが痛いし、眠気はひどい。ほぼ次の道の駅でギブアップを確信しつつ進む。

19:00を前に、既に日は完全に沈みあたりは真っ暗である。地方へくれば当然のことだが街灯が無い。街灯が無く、人家やコンビニなどが近くに無い地点でトラブったらかなり致命的だと肌で感じる。この時点で260km地点で野営を決意。

暗がりの中4号を進むが、ジャンクションのようにバイパスが交わる部分では合流地点を直進できず、かなりキツイ上り迂回路などを走らされて時間を浪費する。キツイ。

ほどなくして道の駅安達に到着。




無念。宮城入りは諦めて福島の道の駅安達で幕営する。

posted at 19:58:36

本日のリザルト。 dst:265km,hr:138/avg,cd:79/avg,cal:5729kcal

posted at 20:00:56




ここで初めての野宿だ。まずは道の駅周辺をうろついてみる。すると先客を発見。大分俺より若者のようだ。学生だろうか?話しかけてみると、日本一周チャレンジ中の大学生だと言う。少し話し込んで、ツイッターアカウントを教えてもらう。俺は翌々日で終了の予定だが、彼はまだまだだ。俺が日常に戻ってからも旅を続けるのだろうから、そこは応援していたいなと思った。

さて初めての幕営だ。とは言ってもテントは試し張りというか、試設営はしていたのでとくにもたつくこともなく設営完了、15分程度だろうか。芝生もあったが、まさかこんなところにペグダウンするわけにもいくまいと、建屋にそって設営させて貰った。

わかりづらい写真だが、建屋の壁沿いに設営させて貰っている。

1泊2日の行程で家族の家に着く予定だったため、初日は風呂に入ることを最初から予定に入れず、ボディタオルで済ませるつもりだった。この道の駅にはコンビニが24hで併設されていたのが有り難かった。手早くメシを済ませ、トイレで顔と頭を流して歯を磨く。テントに戻り、中で全裸になってボディタオルで体中を拭く。ところどころ何故かヒリヒリするが、暗くてよくわからん。ともかくカラダを拭き終わったらガジェット系の充電を準備して、汗だくのウェアを着て横になる。

なるほど。気持ち悪すぎて寝られん。風呂は大事だった。どうやってでも、風呂には入った方が良い。気持ち悪いし、臭いのであまりに不快で寝られない。

おまけにバイパス沿いなだけあってトラックの振動、音が半端無い。なるほど、野営で熟睡など出来ない、というウェブで散見されるバックパッカーが言う意味がよくわかった。確かにこれは熟睡するよりも、目を閉じて横になっていられることそのもので休みとするよりほかないわけだ。

それに、テント内は暑すぎる。フライシートまでかけたせいだろうが、雨など降ってこられては敵わないから、フライは仕方ない。それにしても暑い。さらに、虫よけの対策を何もしていなかった。いつのまにか相当蚊にやられている。体中気持ち悪いは痒いわ、暑いし臭いわで悶絶していると、今度はフライシートをパチパチと叩く音。雨だ。なんともフルコースなことだ。

AM2:00頃までは悶々としていたのを覚えている。目が覚めたのはAM5:00だった。Stage2の幕開けだ。



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